代表幹事 安藤 匡
このたび神奈川青年税理士クラブ第42期目の代表幹事に就任しました安藤です。1年間宜しくお願い申し上げます。
青税は平成16年に入会させて頂き研究会や各種行事に都合がつく時間に参加しておりましたが、入会8年目にして代表幹事を拝命することとなりました。これまで部長経験は一度しかなく(大沼はるみ元代表幹事時代に制度部長)、執行部運営の要(かなめ)である総務部長経験もありません。会員の皆様方にはご迷惑をおかけするであろうことがA型の私には容易に想像がつき大変心配しております。しかし自分ができることしかできないとなかば開き直っておりますので、そこはひとつ会員の皆様方には暖かく見守って頂けたらと伏してお願い申し上げます。その代わりに現執行部の副代表幹事、部長、副部長のみなさまは素晴らしい方々ばかりです。みなさまのご協力を得て1年間乗り切っていこうと思っております。
日本では社会の中で納税者の方々を擁護し、税務の専門家として独立公正な立場で仕事ができる人は税理士しかおりません。主たるお客様である中小企業経営者に親身になってトータルな視点から経営アドバイスを行う役割も税理士が最もふさわしいと考えます。また相続、贈与や不動産の有効活用案件もイニシアティブをとれる位置にいます。社会的信用や守秘義務を背景に金融、不動産、保険等様々なビジネスのプラットホームを担うこともできます。私たちが世の中でお役に立てるフィールドはとても広く、可能性は無限にあるのだと思います。
一方で世の中も税理士を「税務」の専門家であるだけでは許してくれません。経営のアドバイスも求められますし、資金繰りが厳しければ金融機関の紹介もお願いされるでしょう。経営分析や投資の経済性計算、経営計画策定なども行わなくてはなりません。税務調査で税務署の調査官と取引交渉することや、脱税要請の強い事業主と丁々発止やりあうこともあるでしょう。これらはみな税理士試験では出題されないものばかりです。そう、私たち税理士は試験に合格したり大学院に行って肩書きを得ることはできるのですが、税理士としての処世術は試験終了後に後天的に学ばなければならないのです。税法その他の知識を持ち、責任を持って業務にあたり納税者の信頼を得ることは大切な基本です。しかし私たちが接する会社経営者や富裕層の方々の信頼を得るにはタクシーや電車の座席はどこに上位者が座るのか、中華料理の円卓ではどこが上座か、電話は本来どちらが先に切るのかなど社会で起こる様々なことも常識として学ぶ必要があると思うのです。態度や言葉遣い、話の聞き方、服装も気をつけるべきことでしょう。私たち税理士は終わりのない人生修行の世界を生きているともいえます。
こうしたあまりに広大な分野の勉強に青税は最適な場です。すばらしい先輩、仲間に出会え、本に書かれていないことをどんどん学ぶことができます。人間関係の機微に触れ、人の優しさや思いやりにふれることもできます。これらはみな自らが青税に求めようという気持ち次第です。みなさまどんどん青税活動に参加して130名以上いる仲間と積極的に触れ合いましょう。結局それが税理士である自分を磨き、納税者のためになり、社会のためになると思うのです。
今年青税は42年目を迎えました。青税の歴史、伝統を次の代へ継承しながら、新たな価値観に向けて青税活動が展開できるよう1年間楽しんで過ごしたいと思います。
みなさま、宜しくお願い申し上げます。
